2012年04月28日

ミュージカル薄桜鬼 初日

ミュージカル「薄桜鬼」!ついに初日を迎えました。満員のお客さん達に好意的に迎えていただき、とても良い初日だったと思います。
出来立てホヤホヤの舞台ですが、これから落日に向かっての熟成が楽しみです。自分としては、以前から追求していたテーマ、日本の文化を背景に持つ日本発のオリジナル・ミュージカルが、この作品で一つの形になったと思っています。手応え有りです。しかも今回の「薄桜鬼」は単なる歌芝居ではありません。ライト・モチーフを多様し、オペラを意識した音楽的な構成を重視して、ナンバーのほとんどが6分を越えるという大規模なものです。ナンバーの中で、ストーリーが進行し、歌い、踊り、そして強烈な殺陣、まったくもって圧倒されます。演出家の毛利氏の巧みな演出、そして優秀な役者、スタッフが、そえぞれ熱い思いを持ってこの作品を現実化しています。それだけに
とっても新しく、もしかすると、この作品を演劇の枠で考える保守的な演劇ファンは戸惑うかも知れない。ただ、好き嫌いは別として、この新ジャンルとも言える「ミュージカル薄桜鬼」はとっても感覚的なエンターテイメント作品で、たとえ言語の違う海外に出しても(もちろん字幕は出したいが)衣装、殺陣師、ダンス、そして歌、音楽で、日本人のかっこよさ、この国の文化をアピール出来、楽しんでもらえると思う。この作品の上演を観て強く思うのは、海外作品をいくら上演しても、そのオリジナルを越える事は出来ないのだと思う。
勇気を持ってこの前人未到の作品を舞台化したプロデューサー、そして製作陣に大拍手!
薄桜鬼_IMG_0087.jpg


posted by Sahashi at 23:49 | Top news